2012北海道旅行-2

さー北海道始まるよー。というわけで、寝台車で行ったもんだから札幌に着いたのは6時過ぎ。まだ駅の売店すら空いてないんだけど〜。と持て余す時間もそれほど無いままにキャリーをコインロッカーへ。いや、こんだけ朝早かったら朝市で海鮮朝ゴハンでしょ!ここまで来たらいっそ海辺だろ!というわけで、小樽へ向かいます。

■麟友朝市











小樽駅から市バスに乗って、北運河の先にある麟友朝市へ。うおー雪国ー。小樽って坂多いとは聞いてたけど、ありえない急勾配の雪道を普通に乗用車が走ってる様にカルチャーショックを受けつつ、雪を踏みしめながら朝市へ。ていうか朝市の隣に食堂が2軒あるのね(朝4時からやってます)。えぇーそんな並ばれても、どっち入っていいのか迷う〜。と前をウロウロしつつ、「のんのん」さんに入ってみました。入ったら入ったでメニューで迷うんだけどな!魚の旬的に微妙な時期だったりもしたのですが、とりあえず北海道ということで鮭にしてみました。サーモン美味いー!いくらも美味いー!具がてんこ盛りなので気にならないけど、小ぶりで朝ごはんにいい感じのサイズ。
お店の隣が朝市っていうか、店内に朝市会場と繋がってるドアがあって、そこから市場のおっちゃんおばちゃんが丼を返してきたり取りにきたりしてます。近所っていうか市場御用達のお店なのね。幸せな朝ごはんでした。


■小樽のドーナツ屋さん




朝市ゴハンのあと、本当は、近くにある旧小樽郵船に行きたかったのです。しかし開館が9時半なのです。北運河周りを散歩して時間潰せば・・・と思ってたんだけど、無理っす。この時間、何もないっす。北運河公園も雪で埋もれてて入れないっす!ということで、小樽郵船は外観写真だけ撮って駅前に戻りました。中見たかったぜー!さて、時間に余裕もできたし、これは坂登っとくか!ということで、駅前から地獄坂を登って目指すは小樽のドーナツ屋さん(←店名)。そんなにまでしてドーナツが食べたいのか。いやでも、そんなに距離もなかったし、普通に歩いて行けます。




とろふわドーナツが有名なドーナツ屋さんなのですが、とろふわは限定で期間外?しかし!普通のドーナツ(ディップ付き)を食べたんだけどさぁ。何これすんげー美味いんだけど。超サクサクのふわふわ。奇をてらったものではなく普通に揚げたドーナツなんだけど、何が違うんだろう、めっさ美味い。やっぱ素材の差?あ、写真に撮るの忘れてたんだけど(食べるのに夢中)、とうもろこしのドーナツが気になってしょうがなくて別途テイクアウトしたんだけど、これもカリカリ感が加わって更に凄く美味しかったですー!



手宮線跡地〜浅草橋



ドーナツ屋さんから浅草橋まで、この際歩いとくかー。と、運河目指して歩いてみました。途中、手宮線跡も通ったんだけど、なんか存在がスルーされてるというか、ほったらかしな雰囲気が漂ってるんだけど、いいのかアレで。観光シーズンじゃないからこんなもんなのか。シーズンじゃないこともあるんだろうけど、歴史を感じるような建物とかが普通に「いや、ただ寂びれてるだけなんですけど別にー?」みたいな雰囲気で在るのがいい感じっす。とりあえず浅草橋から運河を望む「観光スポットショット」を抑えてみたところで、ここから南小樽にかけて、堺町通りを散策です。


■小樽オルゴール堂(2号館 アンティーミュージアム



しかし。行こうと思っていたオルゴール屋「海鳴楼」が移転済みでいきなり出足を挫かれる。ああーやっぱりー!情報が古いのと新しいのとよく判んなかったんだようー!「かふぇ自鳴琴」が入ってるとこ目指したんだけど、そこは移転案内がでてたよ、みんな気をつけろ!案内は出てたものの移転先に出向くのも時間かかりそうなんでココもパスして、代わりに午後に、小樽オルゴール堂の2号館(アンティークミュージアム)に行きました。ミニコンサートが聞きたかったんだー。そう、オルゴールは買うものじゃない、見る&聴くものなんだ!(と自分に言い聞かせて土産衝動買い防止)





いやでも、実際買えるようなシロモノじゃないものの演奏を聞けるのは嬉しいです。パイプオルガンとか買って帰れないしー。写真撮り損ねたんだけども、ピエロのからくり人形オルゴールも演奏見せてもらったよ!いやーよくできてるわー。パイプオルガンもディスクのオルゴールも素敵でした。動いてるとこ見れるのも楽しいけど、仕掛けの大きいものの演奏とか、繊細で壮大な音色に感動です。あ、ミニコンサートの時間、私は電話で問い合わせたのですが(検索しても出てこなかったの〜)一応書いておきます、10、11、12時、14、15、16時からの6回、各15分程度でした。回によって披露されるものが微妙に違うのね。他のも聴きたかったなぁ。


■回転寿司「和楽」&かま栄パンロール



順番が前後しましたが、経路としては、浅草橋から小樽大正硝子館とか覗きつつ、ブタを買うべきか悩んだ挙句に断念して回転寿司の「和楽」へ。お前、朝に海鮮丼食べただろ!いや、寿司は寿司でいっとくべきかなーと。でも寿司屋通りは客引きいたり観光客に横柄な店もあるとの噂で、回らない寿司は敢えて避けて地元人気な回るとこに行ってみました。やっぱ時期的に道産ネタが乏しかったのが残念だけど、普通に美味かったっす!寿司飯というか握りが緩めな感じが北海道仕様な気がしたんだけど、どうなんだろう。美味い素材をそのままどーん!みたいな感じが北海道仕様だと思ってるんだけど。


その後、かま栄にも寄りました。ガラス越しに工場見つつ、ああん揚げたてカマボコ食べたいけどもう食べられないよう〜。と無念ながらも、ちゃっかりパンロールをGETして後で食べたんだけど(やっぱり写真は無い)、美味いなパンロール!時間経って冷めちゃったの食べたんだけど、それでも美味かったっす。パンの部分も絶妙にマッチ。近所にあったら毎日おやつに食べたいです!


■さかい屋


まだ食い物の話をするのか。って感じですが、これは行かざるを得ない大正浪漫喫茶。小樽ってさぁ、それこそ大正時代の建物を使ったホンモノの古民家・古倉庫カフェ、いやカフェっていうより素敵喫茶店だな。そんなのが普通に存在してて「うぉー行きたいすぎるー!」とアレコレ目をつけてはいたんだけども、営業時間が(朝遅く夜早い為)合わなかったり、どうも移転だか閉店だかしてる様子だったり、ていうかHPとか作ってよね!薄々思ってたけどみんな労働意欲薄いよね!って感じで。



さかい屋さんは素敵なんだけど、えーなんか観光客で溢れてるっぽくなーい?ただの観光喫茶だったりしなーい?と思っていたのですが、さすが閑散期。いや、元々こういう店な気もするのだけれど、地元おばちゃんがまったり寄ってお茶してる「普通に喫茶店してるだけだけど何か?」みたいな良い雰囲気でした。椅子が超ふかふかで、座るだけでちょっとした幸せな気分になります。抹茶アイスぜんざい(正式名称忘れたわ・・・)を頼んだのですが、これさ、写真で見て「これなら小さそうだしいいかなー」と思ったんですよ。違った。器が小さいんじゃなくてアイスが大きかった&小豆もみっちり。あ、小豆、美味かったっす。お茶も出してもらって、まったり味わいました。


北一硝子


もうお腹いっぱいですげふげふ。ということで、北一ホールでお茶をするのは諦めました。しかし気になるので覗いて写真だけ撮らせてもらいました。写真だと結構明るめに写ってますが、実際はもっと暗かったような・・・灯りが映えて雰囲気がありました。つ、次の機会には、時間とお腹に余裕を持って是非ともお茶をー!
そのかわりといっては何ですが、北一硝子、見学工房の方も覗いてみました。ガラス越しに職人さんの作業を見られる方式なのですが、職人さんが思ったより若い人達なのな。なんとなく新鮮。いや、熟練のじーちゃんが、とかいうのもいかにも職人技って感じで痺れるけど、若手が技術受け継いで現場にいる様を見るのも、なんとなくいいなぁとおもいました。そして「こういう仕事に就く人生も良かったよな〜」みたいな気分に。そう、ガラスは買うものじゃない、作るものなんだ!嘘です作ってないです。いや、体験工房とかもやってると思うんだけど、ど素人の自作ガラス製品とか出来上がっても持て余しそうかな〜とか。やっぱり仕事として作るとか憧れちゃうなぁ。いいよね、職人。


■流氷凍れ館


それにしても小樽、メイン通りなのに人いないわー。閑散期とはいえ、この時期商売する気なさすぎるわー。あ、閑散期じゃなくてもこんなだったりするのかしら…。単に人が居ないだけなら「空いててラッキー!」で済むんだけど、メルヘン通りとか名付けられた土産物屋が並ぶ通りでこの有様ってのは、田舎の商店街が潰れかけている様と同じ哀愁が漂ってきます。メルヘンとか言わずに普通に旧い町のまま居ればよかったのに〜。と、浮ついてた気分も冷めがちになってきたところで、これはいかーん!この気分を打破するためには、やはりあそこに行くしか!ということで、行ってきました。流氷凍れ館

この、どう贔屓目に見ても漂うB級感というか、駄目オーラ漂うパラダイス空間。「氷点下40度を体験できるよ!」って場所で、実は小樽で一番最初に気になった観光スポットなんだけど、「いやでもコレはないかー(笑)」と自分で一度は却下していたのですが。これが。やばい。めっさ楽しいヤバイ。室内が氷点下なためカメラ持ち込み危険で受付に預けてて、中の写真が取れなかったのが残念です!写真撮ってたとしても楽しさが伝わるかと言われれば微妙な気もするけど。
受付で貸し出されたベンチコートを着て中に入り、ラベンダーの氷柱を眺めながら「わー綺麗だなー。ていうか案外、広いよな?」から始まり、氷柱の中身がお花から魚に変わった辺りから「魚・・・お花は解るけど魚の氷付け・・・魚だし・・・」と、なんか説明できない変な笑いがこみ上げてきてしまい、氷の滑り台を滑る頃にはテンションマックスに。だって滑り台だよ?普通こういうのって子供用しかなかったりするじゃん。ちゃんと大人用18mだよ?(高さも結構あって半螺旋状になってる)うっひょー楽しいぃー!最初うまく滑れなくて途中で止まっちゃって、「もっかい滑ってもいいですかー!」「何回でも大丈夫です!」ということで、2回目滑らせてもらいました。2回目は一気に滑り降りられて「わー上手ですー」と褒められました!わーい!

氷点下の部屋を出たあともなんか色々細かい展示とかあったよ。あ、写真では見づらいけどクリオネがいた。水槽の中に結構いっぱい居て「えっこんなに?」とか思いました。いや、昔どこかの水族館(内地)でクリオネ見た時には、同じサイズの水槽に1匹2匹とかで探すの大変だった覚えがあるので・・・北海道、クリオネもぞんざいな扱いだわ〜と思って(笑)。ええと、楽しさが伝わってるかどうか心配ですが、めっちゃ楽しかったです。小樽で一番テンション上がりました。観光の際には是非立ち寄ればいいと思います。


ルタオ


今や小樽のあちこちに店舗が乱立しているルタオですが、メルヘン交差点にある本店に行きたかったのです。ていうか3階の展望室に行きたかったのです。やっぱバカとしては高いところは登っておかないと気がすまないじゃん?えっと、塔のてっぺんにあるアーチ窓のとこから周囲を見渡せるようになってます。2階が喫茶室なんだけど、ううむお茶する時間はあるかしらー。と迷っていたところ、入口で素敵ティーカップの展示を発見。えー可愛いー。と思ったら、北海道で活動してる作家さんの展示を2Fでやっているという。ああー気になるぅーこれは行ってしまうー。ということで、しっかりお茶もしてきました。するさ。そりゃお茶するさ。




注文をして待つ間、喫茶室の片隅にある、その展示販売を見に行きまして。うおおー可愛いぞー。写真は撮っちゃダメだったので、店頭にあった展示品と買った品だけ披露しますが、ボールペンを買ったー。北海道まで行って菓子屋でボールペンを買って帰るとか意味が解りません!でもいいの可愛いから。余談ですけど私はこういう「何故ここでそれを買うのか」みたいな買い物をわりとよくします。買い物って一期一会だし〜。(衝動買いの言い訳)




で、折角なので、評判のドゥーブルフロマージュを頼んだのですが。めっさ美味いなコレ!初めて食べたんだけど、「言ってもチーズケーキでしょ?北海道、美味しいの色々あるし〜」と思ってたんだけど、いや別格に美味いっす。しゅわしゅわに軽くて一口食べる毎にウットリです!あとさー、アイスティ一緒に頼んだんだけど、お茶も美味しかったんだよ。わざわざ言うことじゃないのかもしれないけど、お茶がちゃんと美味しい喫茶店って東京にいると貴重でさ・・・ほんと、都民やってるのが馬鹿馬鹿しくなるわー。ルタオ、軽んじててごめんね。さすが、小樽を背負う勢いで繁盛してるだけはあるぜ!と思います。


朝里川温泉



まだ続くよーこの日は超長いよー。ということで、ルタオから徒歩で南小樽駅に向かい、そこから小樽築港駅へ。築港駅からバスで向かうは朝里川温泉です。うふふー日帰り温泉〜。定山渓温泉は遠くて諦めたけど朝里川なら寄れる!てかココまで来たら行くしか!ということで、無理やり立ち寄ってきました。予断ですが、朝里川付近って電車が海のすぐ側を走るので楽しいです。
築港駅から、え、これに乗るの?乗っていいの?という観光バス仕様な路線バスに乗り、海沿いから山道に入り進むこと30分くらい?なんかどんどん積雪が大変なことになってるんですけどー。という状況で着いたのは小樽朝里クラッセホテル。お風呂は写真撮れないのでリンク先のHPで眺めて頂くとして、えっとね、ホテル裏の山の中に露天風呂があります。雪見風呂ー!てかもう雪しか見えないし!内湯も広くて気分よかったです。夏も気持ち良さそうですが、夏場は山の中、虫が出るのはご了解ください的な注意書き看板がありました。納得。


札幌時計台テレビ塔



さて、小樽築港駅に戻る頃にはいい加減日も暮れ始め。しかし雪景色に灯りって映えるなー、とか思いつつ、札幌に戻ります。この日のお宿は札幌です。札幌は流石に雪少ないな!残ってはいるけど除雪完璧だし。ということで、宿に行く前にちょこっと寄り道して時計台に。ガッカリスポットとしてお馴染みのアレですが、ライトアップされたら綺麗かも〜、と。しかし写真がショボいな・・・これは私のせいですね。星マークとか可愛いと思うんだけど時計台。あ、でも写真撮る人はひっきりなしにいました。結構な人気じゃーん、と何故か安心。ちなみに時計台、建物の中に入れるって知ってました?いや、入ってる時間はなかったっつーかもう閉まってたんだけどさ。














んでもって更に、テレビ塔へ。駅前にJRタワーの展望台があるのにスルーしてテレビ塔かよ!って感じだけど、だって、だってテレビ父さんがいるんだもの!展望スペースにはテレビ父さん神社があるのをご存知ですか?ええ、これ目当てです。写真が酷いですが、ここでデジカメの電源が切れました。ショックー。ええと、神社の横にガチャガチャがあるのですが、あれ、おみくじです。自分用&お土産用にガチャガチャしときました。大吉ー!ちなみに凶が出た場合はお守りが貰えるそうです。ちょっと欲しい。天気は曇り空でしたが、夜景綺麗だったよー。大通公園がまっすぐ見れるのはテレビ塔ならではだよね。


■成吉思汗だるま



さて、ようやく宿にチェックインですが、とりあえずチェックインだけ先にして、お風呂の前に外にご飯食べに行くぜ!まだ食うのかよ!ホテルを出て、すすきのを歩くこと数分。だるま本店発見!カウンターだけの狭いお店なんで混んでるかなーと危惧してたんだけど、ラッキー、待ち無しで座れる〜。(でもその後ひっきりなしにお客さん回転してました)
時代はラム肉な傾向のようだけども、いやぁここはマトンだろ!ということで、だるまにしてみたんだけども。席に座ると自動的に鍋に野菜が入れられ肉をドンと置かれ、「お飲み物は?」と聞かれるシステムです。「お茶と、あとゴハンください!」と頼んだら、あとは野菜の頃合を見て肉を焼きに入ります。いやー。うーまーいー!いいなぁマトン美味いなぁ。そんなにクセ強いかな?ラムはラムで美味いけど、「柔らかくて牛肉みたい〜」のがいいんだったら牛食ってろよって気もするんで・・・。や、このマトンも充分に柔らかかったけども。
そういえば一人焼肉デビューですね。全然気にせずモリモリ食べました。お客さんは地元の人が多かったけど、一人で初めて来た観光客っぽい男性も居ましたよ。女一人とか全然気にならない雰囲気ですが、匂いが着くのは覚悟しといた方がいいと思います。大丈夫、ちゃんとトレーナーに着替えて風呂前に行ったから!(万全の態勢)(ここは絶対行こうと思ってました)


スーパーホテル札幌すすきの



この日のお宿はビジネスホテルです。21時前にチェックインしたら2800円っていうプランを見つけた〜。何それ、都内近郊のSPA泊とかより安いんだけど、朝食まで付いてるとかどういうこと?というわけでスーパーホテル札幌・すすきのなんだけども、ここね、温泉もあるの。天然じゃなくて運び湯だけど。男女入替性で時間は決まってるけど、女性は23時近くまでと朝は7時から入れるから楽だよ〜(女性は入るときに受付で浴場の鍵を借りて入ります。男性は深夜帯の使用になります)。あと、シャンプーが種類揃ってて好きなの使えたり、アメニティプレゼントがあったりと、女性は優遇されてる感じでした。部屋も選べないプランだったけど、いいお部屋だったよ〜。
実はこのあと夜お茶に・・・とかまで目論んでたんだけども(馬鹿か)、ホテル内のコインランドリーが結構混んでたりして時間押しすぎで断念。いや流石に疲れたし。明日はメインお楽しみの動物園だし。ということで、おやすみなさいで翌日に続きます。