時事ネタ的ひとり語り。

自分語りを続けるのも何なので、ここらでWEBネタでもと思いつつ。えーと、ウチで取り上げるのもどうかと迷いながら一晩色々読み漁ってたんだけども、府警の公式発表も出たらしいところで『ペッパーランチ事件(まとめWiki)』について少々。もう色々報道もされてるみたいですけど、知ってた?この事件。私はコレ、そういえばちょっと前にWEB上のどこかでチラッと見かけた気はしてたんだが、事件概要を斜め読みしたところで「え、それなんて都市伝説?」と、あまりの禍々しさに思わずページを閉じてしまっていたの。んで、最近になって別んとこで『グーグル八分になってる事件について、ねらーが頑張ってるらしーよ』という話として再度見かけて、改めて立ち止まってみたんだけど。

詳細はリンク先Wikiから追ってって欲しいところなんですけども、ええと、できるだけ簡単に事件概要を書いてみる試み。全国展開のステーキチェーン店「ペッパーランチ」心斎橋店で、その店の店長と店員が起こした事件です。諸々まとめサイト&報道記事参考。

今月9日午前0時過ぎ、店内の客が20代の女性ひとりになったところで閉店準備を装って
店のシャッターを閉め、食事中の女性を「逃げたら殺す」とスタンガンで脅迫。
無理やり睡眠薬を飲ませて車で泉佐野市内の貸しガレージに拉致し、性的暴行及び強盗。
被害者の手足を縛り車内に監禁したまま店長と店員は翌朝平然と出勤 。
午前9時ごろガレージ近くで作業をしていた人がシャッターの奥で助けを求める女性の悲鳴に気づき
犯行が発覚、通報を受けて大阪府警南署が勤務中の2人を逮捕。
犯人2人は店の制服を着たまま犯行に及んでいて、「女性を囲っておくつもりだった」と供述。

怖ぇー!犯行自体がコンクリ殺人級に吐きそうな悪質さであることもさることながら(顔バレ身元バレで犯行に及んで「囲っておく」って、何その死亡フラグ・・・)、何が怖いって、それが営業時間内の全国チェーン飲食店内での、店長と店員による犯行っつーのが壮絶に怖えぇ。通りすがりのヤツに襲われたとかじゃなくて店ぐるみって、安全神話崩壊にもほどがある。ましてやチェーン店って「安心感」もウリのひとつなわけでしょ、女性ひとりだから気をつけようって思ったとき、個人経営店よりチェーン店を選ぶのってむしろ自衛じゃないの?つーかこんな手口、(目的が強盗殺人その他だったら)被害者男でも自衛しようがなくね?一人外食自重?んなこと疑い怯えはじめたらキリがないわけだけどもさ。という意味で、ものすげー怖い事件だと思った。

WEB上では、店や社長の責任(はあるのか)問題なんかも挙がってるみたいだけども、これ、私は「ある」と思う。や、法的にどうとかは知らんし無闇に叩く気もないけど、だって、フランチャイズとはいえ看板背負わせてんでしょ。看板背負わせるってそーゆーことじゃないのか。店内で制服姿で犯行に及んでんだしさ、もう全力で謝罪して反省してる姿勢を見せるしかないだろう、と、感じて欲しいなぁと私は思ってしまうのですよ、『企業』に対して。企業って人はいないんだけどもさ。でも『企業』は、被害者を含めた『店』を信頼していた客に対してとか、外食産業で頑張ってる人に対してとかさ、色々あると思うの、反省を示さなきゃいけない先が。んで、「や、店や社長は悪くないよ、あんなこと起こす奴が存在するなんて、まさか想像できないよ」とかいうのは、その姿勢を見た人が思うべき話だと思うのさ。考え方が甘いかもしれんが。ま、正義ぶって叩く気はないけど、食べに行く気もしないけどな、ペッパーランチ。無理だー、私はスプラッタ映画見ながら焼肉食べれるタイプの人だけど、これは無理だー。

叩く気はないと言いながら、ひとつだけ。J-CASTって何この記事?バカ?や、それは本題じゃなくて、本題は記事内の日本フードサービス協会の発言ですよ。

日本フードサービス協会は、
「男女ともに一人客は年々増えている中で、こうした事件は非常に痛い。
ただ、同じような事件がこれから出てくることは考えられないので、
マスコミがこれ以上騒げば、客離れになりかねない」と風評被害を心配する(引用)

って、日本フードサービス協会さんが何者かはよく知らないのですが、とりあえずお前ウカツすぎないか。この短文でツッコミどころ満載なのがまずスゲェんだが、リスクマネジメントがなっちょらんすぎるだろ、この発言。ええと、リスクが起こったら『これ以上騒いでくれるな』ではなくて、速やかに情報開示した上で改善策に取り組む、べきなんじゃなかったかなー、と思いますよー(僻地からの小さな呼びかけ)。そういう姿勢を開示するだけでもだいぶ違うと思うんだがな、客の心証って。つか、本来そういう取り組みを促進してるとこじゃないのか、日本フードサービス協会。違ってたらごめん、あまりにもウカツでちょっとびっくりしたもんで。

とか、つらつら『感想』を書いてしまっているのですが、や、ほんとは『WEBでの出来事』としての事件の扱われ方について触れようかと思ってたんだけども、色々見てるうちに毒気にやられてしまって「それはもういいよねー」みたいな。ごめんヘタレで。毒気もそうだけど、情報を得れば得るほど何が本当かわからなくなるっていうのもあって「下手なこと書けないなー」みたいな状態になってたりもするんだけれども。事件に対するメディア報道の遅れや少なさも、報道規制か自主規制か、たまたま他の大事件と被ったからなのかもよくわからない上に「実は裏でバリバリに捜査してる為じゃないのー」みたいな希望的観測も混じってしまったりもして、でも警察発表出たしなー。余罪は無いって、文春が書いてた『ガレージ内で保険証やカード多数発見』はガセ?それにしても現場保存しなかったのはなんでなんだぜ?とか、ううん、わからん。色々わからなすぎて怖さに拍車がかかる話でもあるんだけど、えーと、詳細を追うのは自己責任でお願いします、荒れやすい要素を多分に含んでる話なので気をつけろ。

話が広がればガセも煽りも出てくるとか、情報は自己責任で収拾選択すべきなんてことはWEB上ではお約束な話ではあるけれど(WEB上だけの話でもないけどな)、とりあえず、その『情報』をちゃんと流そうぜ、という『ネットの人』達の取り組みというのは、大事なものではないかなーと思います。少なくとも私はこれ、最初はネットで知ったんで。ということで、無駄に煽るつもりはないんですが『ネットの人』として話に触れてみました。今更言うな。