姉ちゃんの詩集。

誕生日日記以来ごぶさたですいません、TOPがそーゆー日記だとちょっと恥ずかしい。いや、書きたいコトはちまちまとあったんですけども、そんな中、本屋さんで『姉ちゃんの詩集』を見かけて、「おー、アレかー」とか思いつつ立ち読んで来まして。アレです、いわゆる『WEB発祥の』ってヤツです。

ええと、もうご存知の方も多いと思うんですが、や、私もどっかで紹介されてたカジ速さんのレス紹介(読み出すと長いぞ、気をつけろ)は読んでたんですよ。で、ジワジワはまってしまってはいたんですが、いかんせんその時点では『弟が勝手に、姉ちゃんが幼い頃に書いた詩を掲示板に晒した』ものであったっつー辺り、作品の「うわぁぁぁぁコレはちょっと恥ずかしいぃぃ」みたいな、こそばゆい気分になる部分と相まって、紹介するのは少々ためらわれた部分があったんですよ。いや、個人的な気分の問題なんすけどね。別に良識ぶるとかいうんじゃなくて、そもそも、なんか『子どもの突拍子もない言動が笑える』的な笑いって、「笑い飛ばすのは相手に失礼」みたいな躊躇とか、「なんかコッチまで恥ずかしくなるじゃねーか」みたいな気恥ずかしさを結構強く感じてしまうんですよ、私。『笑われる子ども側』の感覚が抜けてないんだろーか。まぁ、読んでる分には悶絶してたんですけどね。スレでも嘲笑されてたワケではなく、むしろ賞賛されていたようですし。また弟さんのキャラと相まってね、ほのぼのしたいい流れだったしね。

で、その後間もなく、書籍化されるらしいよという話を目にするようになり、あまりに早い展開に、「つ、釣り?商業的なアレか?」とかダークな疑心に駆られたりして(大人ってやーね)。いやまぁそれはそれでいいんだけど(内容は面白かったしね)、なんでも商売絡みで消費されてっちゃうっつーのも寂しいなーとか、変に荒れた部分は見たくないなーとか、そんな感じで特にその後深追いすることもなく、ふぅんと流していたんですけれども。ここへきて偶然、書籍が書店で平積みされてたのが目に入って、どんな形になったんかなーとか思って手にとってパラパラしてみたんですよ。

で、改めて。やっぱねー、これは作品としても良いんだよなー、とか、詩集というカタチで改めて読んで、思いまして。ちなみに詩集の方は、掲示板でのやりとりという形ではなく、詩やエッセイという『作者サマーの作品集』というカタチになっています。前書きとして書かれている吉田戦車の文章が的確に作品を評していて、それ以上の言葉で紹介できる気がしないのだけれども。天真爛漫さは勿論、ダークな部分も含んでの子どもならではの感性でありつつ、『それが「読める」、そして「時々グっとくる」レベルであることが奇跡的』っていう評がね、正に「ソコだー!」、と。もう吉田戦車のテキスト読んじゃった今となってはそれ以上ウダウダ言うのが野暮な気すらするんだけども(良い書評だと思ったということです)、ええと、困ったな。私は好きです、ってことです。

んで、サマー書き下ろしのエッセイや母ロッテのテキストに、「やっぱいいなー、この家族ー」とか思ったりもして、今更ながらやっぱ紹介しよう、と、ココの日記を書くつもりでウッカリまとめWikiとかググってみたんですよ。ちょっと読み返してみたくなったりして。ついでに書籍化の流れとかも気になってウッカリ避難所スレ(Wiki過去ログ倉庫リストから)とか開いてみちゃったりして。ありえない。面白すぎる。そして泣ける。いや、コッチはいわゆる『掲示板のスレ』としての良さなんだけども、いや、書籍化云々とかの話でここまで和む展開になってたとは思わなかったし。ウッカリ雑談スレまで見ちゃったけど、なんだよコッチは荒れてんのかと様子だけ見るつもりだったのに、コッチまでヤベェ。むしろコレはコレでヤベェ、あー、読み終わるまで寝れない。とかやってる間に、二晩消費。返せ!私の睡眠時間を返せ!

まぁ、そんなワケで日記書いてる時間なんてなかったよっつー話です。まだ読んでないヒトにはオススメしたいのは山々なんですが、ええと、一気に全て読破したいヒトは土日丸々潰す覚悟で挑むといいと思います。私は寝ます。今からなら3時間は寝られると思う。大丈夫、遅刻はしない〜。(寝る前に自分に強く言い聞かせるのは寝坊防止の一手段です)(あまり頻繁にやると効果はなくなります)

■追記・1/18■

これだけは言わせてくれ。順番としては

①カジ速のまとめでサックリ(事の発端の雰囲気がダイジェストで味わえるよ)
②姉ちゃんの詩集 (Wikiでも詩だけまとめてるよ)(詩集はピエール瀧も寄稿してるよ)
③まとめWikiからスレ読破(長いけどホントにいいスレだと思う、また別の味わいがあるよ)

を個人的にお勧めします、読後感的に。
良さを詳しく語りたいんだけどネタバレ感があってできないジレンマ。ちょっとだけ後日日記で追記します。