和歌山・パンダ。

例によって唐突なんだけど、ウチから会社までって、自宅ドア to 会社ドアで40分くらいかかるんですよ。その40分の中で電車に乗ってる時間って正味15分くらいなんだけど、じゃあ何に一番時間がかかってるかっつーと、会社最寄駅から会社までの時間が一番長いんですよ。正確に言うと、駅出口と会社ビル自体は繋がってて1分かからないんだけど、改札出てから駅出口までの通路が超長くて、そこに時間がかかる。そう、山手線内側にある総合乗り換え駅にありがちな、「お前はどこまで駅を名乗るつもりなんだよー、ひと駅区間は歩いてんじゃんかよー」というやつの典型。あるよね、どこまで地下掘ってんだよ!みたいな駅とか。

んで、毎日毎日、駅通路を朝晩ひたすら歩いているワケですよ。まー、外の一般道を歩くのと違って駅通路を歩いてると、なんとなく『会社〜駅間の距離』は感じない不思議っつーか、「だってまだ駅出てないしー」という錯覚っつーか事実のおかげで、特に「駅から遠くてヤダー」とかいう不満は沸いてこないんだけど。なんか騙されてますか私。

まーとにかく、駅通路なもんでね、鉄道会社関連の広告ポスターとかが結構張ってあったりするんですよ、壁に。旅行関連のやつとか。いいなー、鉄道の旅…とか、その類のポスターが目に付くたび、意識は軽く遠い世界に旅立ちつつ、足は会社へ形状記憶進行してるんだけど。最近、見過ごせないポスターを発見しました。いや、普通の旅行案内ポスターなんだけどね、検索下手で画像はぐぐれなかったんだが、ええと、1枚のポスターの中に、各都道府県の一押し観光地写真とひとこと案内が15センチ四方くらいの大きさでずらーっと並んでるやつ。

その中にですね、パンダの写真があったんですよー(←見過ごせないところ)。

いや、だって、1匹や2匹じゃないのよ、なんかわさわさいたんだよー。うぉぉー、パンダまみれー。どこ?つーか、それ何て中国?(鉄道旅行案内です)、と、最初見たときは密かに動揺したんだけど。和歌山ですよ、和歌山。知ってた?和歌山の名産品がパンダだって知ってた?(違う)

えとですね、思わず吸い寄せられたポスター前で足を止めてチェックしたところ、『パンダランド』っつーのがあるらしいです。アドベンチャーワールドって、アレか!南紀白浜ワールドサファリがあるとこか!いや、よく知らないけど。つーか、うっかりサファリパークとか書いちゃったら、今頭の中には『富士サファリパーク』のCMソングしか流れないんだけども。

いやー知らなかったよ、パンダランド。ふぉぉぉぉー、6頭もいるー、しかもファミリーだー。行きたいー、旭山動物園に行きたいのと同じくらい本気で行きたいー(かなりの度合いということです)。つーか、アドベンチャーワールド海獣館とかペンギン王国とかやってんだな。やべぇ、脳内ランキングで和歌山急浮上。えっと、和歌山って北海道より近い?よね?旭川を『北海道』で括るのも乱暴ですか?広いよね北海道って…

最初にポスターを発見して以来、いつも会社帰りにポスターを目にするたび、「はっ、そうだ、和歌山・パンダ!」と思ってたんですけどね。いや、帰って検索しなきゃー、と思ってさ(検索語句)。それが何故か、駅通路を過ぎると忘れちゃうんですよ、通路歩いてるときは「きょ、今日こそはパンダ…」とか思ってんのに。なんで?これも駅通路マジック?恐るべし駅通路。たぶん魔物かなんか棲んでる。

今日は、「和歌山・パンダ・和歌山・パンダ」と脳内でエンドレス繰り返しながら帰ってきました。この検索ワード、ある日突然脈絡なくフラッシュバックしそうで怖い。