すじょー。

先日そうしてお会いしてきたときに、ふと出た話題なんですが。『素性がわからないヤツと逢う、というのはいかがなものか』という話。素性っつーのは、えーと、たとえば、何処に住んでて何処に勤めてて、つーかあんた誰?ってことなんだけども。WEB上で知り合うとさ、そーゆーのって知らなかったりするじゃないですか。まー私の場合、結構リアルでも『よく判らない知人の知人』とかに突然引き合わされたり、飲み屋で本名も知らないヒトと会話してたりするんで、WEBとか関係なしに結構どーでもよかったりするんですけど。あ、結論が出てしまった。

サイト上で書いてる『素性らしきもの』って、私の場合、『嘘』は書いてない、はず、たしか(もう何書いたか覚えてないよ…)。でもホントのコトを書いてない部分はもちろん、意図的にあって(住所氏名とかな)、それは、まあ書く必要はないっちゃ全部ないんだけれども、一応、『コレ書くと特定できるよね…』というのはハズすように心がけてます。この『特定できるよね…』は、誰に特定されると困るのか。「だって、サイトをみてアタイに惚れちまったストーカーとか!いる!絶対いる!」とかいう妄想に近いこと(つーかそれ妄想)はあまり考えておらず、私の場合はひたすら『リアル知人が見た場合、言い逃れができるかどーか』とか、そんなところに焦点があったりします。でももうなんか、こんだけ色々書いてたら、なぁ。いや、確定できるかどーかがだな、気休めだったりするわけですよ。

なので、リアルで逢ったりサイトじゃない場所(メールとか)でサイトに出してない『素性』を聞かれた場合は、ワリと普通に答えたりしてます。言わなくてもいいことだといえばそーかもしれないが、別に言ってもいい。悪用云々に関しては、『素性を知られてるかどーか』ではなく、『相手あるいはコチラに悪意があるかどうか』『悪意を持ったときに、悪用するような人物かどうか』ということが問題だと思っているので。別に性善説を唱えるワケじゃないけど、逆にいえばさ、個人情報云々とか言ってたって結構ダダ漏れだったりするワケじゃないですか、電話番号とか。勧誘電話とかさ。そっちのが怖いっつーかウゼェよ。気をつけなさすぎもどうかと思うけど、必要以上にビビることもないんじゃないかとは思います。

サイトに話を戻すと、いちど、某管理人嬢とお会いしたときに調子にのって色々喋ってたところ、「うをー、近い!素性がすげー近いとこにある!ていうかリアル人生でニアミス!」という事態に陥り、『これ以上喋るとマジ知り合い辿れる…』『ていうか今持ってる情報でもやろうと思えば…』『いや、別にやらないし、知られても何が悪いワケじゃないんだけど…』と、お互いに『知られても別にいいっちゃいーんだけど、ていうか知ってしまってもどうよ?ええ?』という、何に緊張しているのかもよくわからない緊迫状態に。いや、別にどうもしませんでしたけど。微妙。なんか微妙。

サイトでも、あくまで「リアルと違う自分でいたい」とか「リアル自分に関係ないところでやりたい」という信念を持っていたり、あるいは逆に、「誰かお友達になろうよ〜☆」みたいな、何にしろ、目的というか人付き合いのスタンスがハッキリした人だと、どっちにしろ迷いがないのではなかろーか。や、私も別に迷ってはいないんだけど、なんつーか、のらりくらりとやってます。リアルでもそんなスタンス。そんなヒトだということです。

素性を知るというのは、相手を知る近道っつーかとっかかりのヒトツではあるのだけれども、サイトを通して知ったヒトっつーのは『素性意外のコト』をとっかかりとしているワケで。どういうとこからであれ「このひと、いいなぁー」と思えるヒトと出会えるのは、楽しいことだとおもいます。楽しいです。