ユビキタス。

なんかまた仕事がヒマになってしまいました。今週も誰もいないー。しごとー、しごとはー。いやもう、やることホントなくて、今日は午後からずっと、以前調べものするときに使って閲覧規制にひっかからなかったフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』をひたすら読み漁ってました。『鉛筆』とか面白かったです。(明らかに業務と関係ないページです)

仕事に関係といえば、今日、ふと思いついて検索したのが『ユビキタス (ubiquitous) 』だったんですけど。いや、普通に聞き流してるっつーか、『ユビキタスネットワーク推進なんちゃらかんちゃら』みたいな肩書きのヒト相手に仕事してたりもする昨今、そーいや意味知らねーな、と。わ、私だけ?知らなかったの私だけ?「あはー、そーいや私も知らないーっていうか何それ?食ったら旨い?」というアナタのために解説しておくと、えーとね、『いつでもどこでも』みたいな意味らしーよ、ユビキタスって。じゃーそれでいいじゃねーか。『どこでもネットワーク』のが判り易いよなぁ、そのまんまで。いつでもどこでも日常的にネットにアクセス!うわーい便利だね!みたいな。なんなら☆とか付けてもいいよ、『どこでも☆ネットワーク』。『どこでもネットワーク☆』のがいいかな。や、どっちも大意はないです。

と思ったんだけども、ヒマにまかせて検索結果をざーっとナナメ読みしたところ、ちょっと面白かったんで。いや、言葉の説明ってタイヘンだなぁとか思ってさ。コレも能力だよなぁ、知らないヒトに判りやすく説明するっつーのは。読むヒトによって『どういう風に説明されると判り易いか』っつーのも違うと思うんですよ。説明する順番とか。余計なコトは省いた方がいいのか、余計かもしれないがキモを抑えてからの方が話が見えやすいのか、とか。

ちなみに、私は『キモ』が最初に見えた方が話が見えやすいタイプなので、事例の説明とかで『現象』をかみくだいて説明しているページより、語源の由来と意味から説明しているページの方が判りやすかった。ていうか、判った気分にさせてくれた。そういう点で、『@IT情報マネージメント用語事典』は、一見判り難そうな言い回しっぽいけど私は好きです。“ユビキタスとは、ラテン語の“ubique=あらゆるところで”という形容詞を基にした、「(神のごとく)遍在する」という意味で使われている英語”っつーのと、“またワイザー氏は、ユビキタス・コンピューティングを語る際に「見えない」(invisible)ことを強調しており、その究極的な姿は「区別がつかないほど日常生活に織り込まれる」と説明している”っつーのが『キモ』だと思うんだよ、私は。ちょっと引用長くてゴメンな、つーか話長いけどだいじょーぶ?

こう言われると、あとは『(神のごとく)遍在する』っつーのをどう簡単に訳すかっつー問題が出てくるワケだけども、最初から『どこでも』という言葉を出されるよりも、根っこが判ったよーな気分になりません?あー、そういう意味での『どこでも』なのね、みたいな。で、『見えない』というキーワードを出すことで、解釈の方向性を提示されてるよーな。

それを踏まえた上で、簡単で判り易い、という点では、私は『はてな』はスゲェいいとこいってると思った。『偏在する』の意味を、『当たり前のように』『(使うことすら意識しない)』という言葉を織り込むことで、簡潔に深めているなぁと。

まー長々書いてきましたが、そんなことをずっと考えていたわけです、会社で。ヒマです。(←言いたいこと)