『地下鉄で女の子のサイフを拾った前スレ1の話し』

んでもってコレも読み終わったのでおいときますね。紹介するべきか、つーか感想書くべきか迷ったんですけど、とりあえず気にせず書いとこうかと。いやー。正直ね、私は『感動した!』とかとは言えなかった。や、つまんないとかシラけたとかそーゆーんじゃないんすよ。ちょっとこう、複雑っつーか、うん。人生いろいろ的な。

ネタばれにならない程度に書くとですね、私がそう思うのは、この登場人物が19才であること、その年齢だから成り立つ話である(と私が勝手に感じた)こと、そんでもって私個人が今、19才という年齢から遠ざかった実年齢であることによるものだとおもいます。年取ったなー、みたいな。すいません今回実年齢意識モードでお贈りしてますよ。

文中に、あーこれネタばれになるかな、『女は侮れない』というコトバが出てくるのだけれども、私はこの場合の『女』を、『若い女』もしくは『若さ』に置き換えたようにして読んだ。『若さ』強えぇ、みたいな。それはある種の特権的な強さで、ある種のヒトにとっての『救い』になるものだと。や、別に自分が『若さ』と競おうとかNIKITAなババァになったつもりはないのだけれども(NIKITAコムスメに勝つ!な女性誌な)、あー、自分が失ったモノだなと。だから悔しいとかそーいうことでもなく、そんなもんだなと。そういうことをしみじみ思ってみたりしました。

感想を書くべきか迷ったのは、そんな超個人的感想が頭を占めたからなのですが。そんな個人的感想を抱けるよな、余白のある良い読み物だと思います、ネタとかそーゆーことではなくて。良い意味でオトナが書いたテキストだなと思った。あと、電車のよーな2ちゃん的醍醐味(住民との双方向性から成るもの)には欠けるものの、これもまた巨大匿名掲示板ならではのカタチだなとおもいました。そんなとこですかね。